COPDって?タバコ病って?
こんにちは
今日は一部の人には耳が痛い話かもしれません。今回は、長年の喫煙習慣(きつえんしゅうかんが原因とされる病気、「COPD」別名「タバコ病」について取り上げます。
COPDって知ってますか?
まずはこのグラフをご覧ください。厚労省より2017年発表の死亡率(男性)です。
堂々の8位にランクインしているのが、慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)です。昨年、桂歌丸さんがCOPDにより亡くなられたことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに、1位の悪性新生物のうち
これらは喫煙が悪影響を及ぼすとされています。
COPDとはどういった病気か
症状としては息切れやせき、たんなどがあります。肺炎などを合併しやすくなる他、重症例では呼吸困難に陥ることもあります。 タバコの煙には約4000種類の化学物質が含まれています。そのタバコを吸い続けると気管支(肺までの空気の通り道)や肺胞(はいほう:酸素や二酸化炭素を交換するところ)に炎症が起こります。 med-info4parents.hatenablog.com
長年タバコを吸い続けることで炎症が長期間にわたって起こり続けるわけですから、最終的には肺胞が破壊され、 肺が空洞化します。
気管支にも炎症が起こるということは… med-info4parents.hatenablog.com
そう、前回取り上げた喘息と同じですね。しかも長年ですから、慢性(まんせい)の喘息というわけです。こうなると気管支も固く変化するので満足に呼吸することが出来なくなります。
COPD患者の90%が喫煙者とされています。
一度壊れた肺は元には戻りません。
治療としては、禁煙・運動療法・薬物療法でこれ以上の進行を食い止めるというものになります。 喫煙習慣のある人で、せきやたんが長く続いているようでしたら、一度病院にかかってみることをオススメします。
タバコの健康被害は大麻よりも多いのです。
それでは
ちゅうじゅおにいさん
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